Interview

市川春猿「出会いのすべてが、自分にとって人生最大の宝物」

―仕事として歌舞伎俳優を意識したのはいつからですか?
「中学1、2年の頃です。自然にやりたいと思うようになって。中学卒業後すぐ研修所に入ったので、他の仕事をしたことがないんです。人生を送っていくと選択肢が増えるものですが、15歳ぐらいだとあまり選択肢がないから、迷いもなかった。今年で20年目ですが、やめたいと思ったことはないですね。人間って一人では何もできない。舞台もそうです。師匠、共演者、裏方さん、観客の皆さんと周りの方々に恵まれて、今の自分がいると、つくづく感じます。出会った人すべてが何よりの財産ですね。例え酷いことをされた人でも、反面教師になってくれる。どんな出会いも宝物なんです」


―美しくあり続けるための秘訣とは?
「誰でも皆、年をとっていきます。ですから、その時々、その歳々に一番美しくいられるよう努力することが大切だと思います。これも、自分がしっかり見えていないとだめ。服やメイクにお金や手間をかけたとしても、その努力が見当違いのものになっていることもあります。その時の自分の魅力を磨く。内面のクオリティを上げる努力をすることは言うまでもありませんね」