Interview
「ノーと言わない人たちとしかやっていませんから」 映画監督 板尾創路
―監督デビュー作『板尾創路の脱獄王』に続き、2本目の映画ですね。
「監督と呼ばれるのは慣れました。前作の板尾組スタッフと一緒に撮れたので、だいぶ自分の組っぽくなってきましたね。前作は、沖縄国際映画祭への参加を誘われたのがきっかけ。好きなものを好きな人、好きなスタッフで撮っていいと言われて、"じゃあ、映画
で知り合った好きな人たちがいっぱいいるので、その人たちと一本撮ってみようか"と。2作目も2011年の沖縄国際映画祭に出品する作品を、角川映画が"また作りましょう"と言ってくださったのがきっかけですね」
―1本目と意気込みや、撮り方は違いましたか?
「作り方は前作と一緒。時間、予算があるわけでもなく。でも、僕なりの撮り方もわかったし、前作から学んだこともあったので、要領はわかっていました。時間がない、お金がないということは、マイナス材料なんですけれど、僕はそういう環境の方が集中できるという気がして。必ずしも、条件がいいから良いものが撮れるというわけではないと思うんです」
―今回の映画作りは、クライマックスの衝撃的なシーンが思い浮かんだところから始まったとか。
「何の企画もなく、ゼロからの始まり。この原作をやろうということもなかったですし。そうなると、どんな映像を撮りたいかというところから始まるんです。それを考えると、こういう映像はあまり見たことがないからやってみたいなと。まず、普通の配給さん、大手の映画会社さんでは、たぶんダメだと言われるタイプの映像でしょうね。でも、僕は最初からノーと言わない人たちとしかやっていませんから(笑)」