社員の"幸せ"を考える~ウェルビーイングな働き方とは~

年末年始を控え、飲食や会合の機会が増えることで「正月太り」を恐れる人も多いのではないでしょうか。
また、新型コロナウイルスに加え季節性インフルエンザとの同時流行が警戒されるなど
冬は自身の「健康」について見つめ直すのに適した季節だと、筆者は考えます。

本コラムでは、人が生きていく上で基盤となる「心身の健康」について考えていきたいと思います。

最近よく耳にする『ウェルビーイング』とは?

いきなりですが、問題です。

毎年国連は「国民一人あたりのGDP」「社会的サポート」「健康寿命」などの様々な指標から
幸福度を国別に算出し『世界幸福度ランキング』として発表しています。(※1)

2022年度最新版で結果が発表されている146か国の中で、日本の「幸福度」は一体何位だと思いますか?








正解は…「54位」です!







一見高いようにも思えますが、主要7か国と呼ばれている
「ドイツ・カナダ・アメリカ・イギリス・フランス・イタリア・日本」の国々の中では、最も低い順位となります。
こうした結果も相まってか、日本においても『ウェルビーイング』の推進に取り組む企業が増えてきています。

この『ウェルビーイング』という言葉を、みなさんも最近はあちこちで聞くようになったのではないでしょうか。






『ウェルビーイング』とは「肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態である」ことを意味し、
主に医療や介護分野で使われてきた言葉です。

冒頭の幸福度調査のほか、SDGsの17の目標の中で「3. すべての人に健康と福祉を」が掲げられたことを背景に、
一気にその考え方が普及していきました。
また、新型コロナウイルス感染拡大による働き方の変化なども、その普及に拍車をかけたといえるのではないでしょうか。

『ウェルビーイング』は5つの要素から構成されています。

①キャリアウェルビーイング   …仕事や私生活でのキャリア構築の幸福

②ソーシャルウェルビーイング  …人間関係に対する幸福

③フィナンシャルウェルビーイング…経済的な幸福

④フィジカルウェルビーイング  …身体的・精神的な幸福

⑤コミュニティウェルビーイング …自分の周りにあるコミュニティとの幸福 
              (※2)

本コラムでは④のフィジカルウェルビーイングをテーマに、
実際の業務に当てはめながら当社がどのような取り組みを行っているか見ていきましょう!


広告業界はウェルビーイングがむずかしい?

広告業界に対して「業務が不規則」「時間外労働が多い」というイメージを持つ方もいるのではないでしょうか?
当社においても、業務内容によっては既定の就業時間外で働かなければならないことがあります。



例えばイベントスペースの設置及び管理運営の業務を担当した際には、
現場への立ち会いや設営・撤去を行うことがあります。
開催日が土日中心であったり、イベント開催時間も様々のため、
規定の就業時間外で働かなければならず、また業務が長時間に及んでしまうことが多いです。

こうした社員の身体的負担に対して、
当社では在宅勤務の推奨や時差ビズ(通勤時間をずらすことによって満員電車の混雑緩和を促進する取り組み)を実施しています。
働く場所や時間に自由が生まれるため、従業員はワークライフバランスを意識した勤務形態をとることが可能となります。

●メトロアドエージェンシー新卒採用サイト>ワークスタイル(別窓で開く)

こうした身体的負担は目に見えやすく、対策もとりやすいですが
一方で精神的な負担については可視化することがなかなか難しいです。

例えば先述の在宅勤務について、通勤時間の削減や余暇に時間を投下できるなどのメリットも多い一方で、
仕事とプライベートの境界線が曖昧になったり、社内外のコミュニケーション機会の減少によってストレスをため込んでしまう人もいます。

そんな可視化の難しい精神的負担に対して、当社では定期的なストレスチェックを実施しており、
チェックによりストレス過多と判断された場合は、保険指導員と面談できる環境を整える等
従業員の精神的負担の軽減に努めています。

健康経営という考え方

前章では身体的負担・精神的負担に対する取り組みについてご紹介してきましたが、
このように当社では2022年4月より「健康経営」を推進しています。
●メトロアドエージェンシー健康経営ページ

健康経営とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することを指します。
企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、
結果的に業績向上や株価向上につながると期待されています。(※3)




まり、社員の健康=会社の業績向上につながっていく、という考え方ですね!

今後も当社では、社員が長く・そして活き活きと働くことができることを目指して、
引き続きフィジカルビーイングの向上、ひいては『ウェルビーイング』の向上に取り組んでまいります!





※1 World Happiness Report2022 https://worldhappiness.report/ed/2022/
※2 HR NOTE  well-beiing(ウェルビーイング)とは?ビジネスの成功を決める“従業員幸福度“の高め方 https://hrnote.jp/contents/soshiki-wellbeing-20220113/
※3 経済産業省 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenko_keiei.html

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