2020/07/29
ブランドコミュニケーションに効果あり!駅看板多面展開の広告効果レポート
マーケティング部では、クライアントの課題解決に向けたコミュニケーション戦略、メディアプランニング、さまざまなデータを用いた分析、マーケティングリサーチや広告効果測定などのソリューションを提供しています。このコラムでは、交通広告のなかでも、駅看板を多面展開した場合の広告効果調査についてご紹介します。
はじめに
東京メトロの駅やコンコースには、駅看板が多数設置されています。駅の利用者に向け長期的なコミュニケーションが可能なメディアとして人気ですが、複数の駅で同じデザインの駅看板を出すことにより、ネットワーク的に東京メトロエリア全体へ訴求を行うことが可能です。
今回は、その駅看板をネットワーク的に活用する駅看板多面展開に着目し、広告効果について調査結果をレポートいたします。
駅看板の媒体注視率は83.7%!
はじめに、駅看板は東京メトロ利用者からどの程度見られている媒体なのでしょうか。

駅看板の広告枠としての視認状況を、「媒体注視率」として確認しました。調査では、東京メトロ利用者(1,035人)に「普段、駅を利用する際に、駅のコンコースやホーム内にある電飾の看板広告をよく見るか」と尋ねたところ、「よく見る」もしくは「たまに見る」と回答した人の割合は83.7%でした。

駅看板多面展開の広告到達率は44.7%!
上記の結果から分かるように、東京メトロ利用者からよく見られているメディアである駅看板。40面以上の多面数を活用した場合、広告到達はどれくらいになるのでしょう。そこで、駅看板に掲出されている調査対象広告の認知状況を、「広告到達率」として確認しました。
調査では、東京メトロ利用者(1,035人)に、40面以上の看板の出稿がある8クライアント9素材の写真をご覧いただき、(これらの駅看板広告を)東京メトロの駅で見たことがあるかと尋ねたところ、「確かに見たことがある」もしくは「見たような気がする」と回答した人の割合の合計は、平均 44.7%でした。
東京メトロ利用者の44.7%に広告が到達すると仮定した場合、東京メトロ利用者は1日あたり延べ758万人(2018年時点)ですので、駅看板の多面展開は1日あたり延べ約339万人に到達していることになります!

駅看板多面展開は、企業・ブランドへの好意形成に効果を発揮!
駅看板の多面展開を行うことで、どのような広告効果があるか確認しました。
調査では、広告素材である8クライアントに関して「企業・ブランドの好意度」に関する6つの項目を聴取しました。
「企業・ブランド好意度」スコアを広告到達状況別でクロス集計したところ、「広告到達者」の方が「非広告到達者」より「広告素材の企業・ブランドの好意度」が、いずれの項目も高い結果となることが明らかになりました。このことから、駅看板多面展開の広告効果として、企業・ブランドへの好意形成が期待できることが分かります。

おわりに
今回の調査では、駅看板を東京メトロエリア全体で多面展開をすることによって、以下のような効果が期待できることが分かりました。
①メトロ利用者全体への広告到達
②広告到達者への企業・ブランドの好意度形成
東京メトロエリアにおけるブランドコミュニケーションをご検討の際は、駅看板の多面数展開がおすすめです。
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<調査概要>
調査主体 株式会社メトロアドエージェンシー
調査方法 インターネットリサーチ
調査対象 1都3県に居住する20代~60代男女
有効回答数 合計1,550s : 東京メトロ利用者(1,035s)、東京メトロ非利用者(515s)
調査期間 2020年3月27日(金)~3月28日(土)