イメージから捉える東京メトロエリアの多様な顔とは ~東京の街のイメージ調査~

マーケティング部では、クライアントの課題解決に向けたコミュニケーション戦略、メディアプランニング、さまざまなデータを用いた分析、マーケティングリサーチや広告効果測定などのソリューションを提供しています。このコラムでは、東京の街のイメージについて、調査結果をご紹介いたします。
また、文末のリンクから調査データの詳細がダウンロード可能です。ぜひご活用ください。

はじめに

昼間人口が日本一であり、活発に人が行き交うエリア―東京。
そんな大都市東京を網羅しているのが東京メトロです。東京メトロが走る9路線180駅を見つめると、大企業が集中するビジネス街、商業施設が揃うショッピングエリア、歴史や文化が根付く下町…のように、多様な“顔”を持っていることに気付きます。
調査では、東京メトロが走る15の街をピックアップし(下図参照) 、各街へのイメージを確認しました。「イメージ」という観点から、東京の街ごとの特色を明らかにしていきます。

本コラムでは、東京メトロのみがアクセスしている「銀座」「表参道」、代表的なターミナルである「大手町」 「渋谷」「新宿」、の計5つの街を取り上げます。

▼調査対象全15の街の「街別イメージランキングTOP10」は、文末からダウンロードできます。

調査方法

調査では、首都圏在住者の中でも、直近1ヵ月東京メトロ利用者かつ街認知者(※)の880名を対象に、街のイメージを確認しました。今回述べる5つの街について「行ったことがある」と回答した割合は8割を超えており 、ほとんどの方が訪問経験をもとにイメージをお答えいただいています!
以下では、その街のイメージとして「非常にあてはまる」「どちらかといえばあてはまる」と回答した割合を合計し、「Top2」として記載しております。

調査対象15の街すべてを認知している人を対象とした。 認知者は、「行ったことがある」「名前以外にも知っているが、行ったことはない」「行ったことはないが名前は知っている」のいずれか該当者と定義。

街ごとに光る個性

銀座 ~洗練された大人の街~

銀座は、「高級感のある(86.1%)」「大人向けの(79.3%)」「都会的な(79.3%)」「商業施設が充実(75.7%)」などが上位項目としてランクインしています。“洗練された大人が集う場所”のイメージを持たれていると分かります。また、これら4つのイメージは、調査対象の15の街の中で最も高いスコアでした!銀座は人々にとって強く印象に残る、東京を代表する街といえるでしょう。

また、年代別でスコアの差を確認すると、年代が上がるにつれてイメージをより強く抱くことも分かりました。「大人向けの」に至っては、60代以上の回答率が92.7%と、非常に高いスコアでした。銀座を“自分向けの街である”と捉えている様子が見て取れますね。

 
 
 

表参道 ~女性から高評価の街~

表参道は、「オシャレな(80.9%)」「デートスポットである(69.3%)」などが上位項目でした。前述の2つは、調査対象の15の街の中で最も高いスコアでした!その他、「都会的な(77.9%)」「高級感のある(76.0%)」「話題性のある(68.6%)」のイメージも強く、“ファッショナブルな街”として認識されていると考えられます。

また、性別で比較すると、女性の方が「オシャレな」「デートスポットである」のイメージをより顕著に抱いていることが確認できました。特に女性からの評価が高い街だと分かりますね。

 
 
 

大手町 ~東京屈指のビジネス街~

大手町は、「ビジネスエリアである(75.9%)」「都会的な(72.5%)」「交通の便が良い(71.2%)」「大人向けの(70.1%)」などが上位項目としてランクインしました。

「ビジネスエリアである」に関しては、15の街の中で最も高いスコアでした!他の街のスコアと比較しても、Top2・Top-Boxともに2位以下と10pt以上の差がみられます。大手町は、東京の主要エリアの中でも特に、ビジネスエリアとしての印象が強いようです。

 
 
 

渋谷 ~若々しくエネルギッシュな街~

渋谷は、「活気がある(79.0%)」のほか、「若者向けの(78.1%)」「話題性のある(75.1%)」などが上位項目でした。これら3つのイメージは調査対象の15の街の中で最も高いスコアでした!

また、年代別でスコアの差を確認すると、年代が上がるにつれてイメージをより強く抱くことも分かりました。上の世代が一歩引いた目線で、あるいは昔を懐かしむ気持ちで、“若いパワーであふれるエネルギッシュな街”と認識しているのかもしれません。

 
 
 

新宿 ~施設が充実し利便性が高い街~

新宿は、「飲食店が充実(77.9%)」「交通の便が良い(76.8%)」「商業施設が充実(75.4%)」など、全体的に、施設に関するイメージが強い結果となりました。新宿に行けば何でも揃う、何でもできる、というような利便性の高さを感じられていると分かります。
「交通の便が良い」に関しては、15の街の中で最も高いスコアであり、「非常にあてはまる」の割合で見ても44.8%と、顕著な傾向が確認できました。新宿駅は日本一のターミナル駅であることから、アクセスが良いというイメージが形成されているようですね。

まとめ

本コラムでは、東京メトロの主要エリアの中から、銀座・表参道・大手町・渋谷・新宿の5つの街の調査結果をご紹介しました。銀座は洗練された大人な街、表参道は女性から高評価…などそれぞれに異なるイメージを持たれていることが分かりました。
上記のような、街ごとの多様な“顔”を適切に捉えることで、生活者への効果的なコミュニケーションを実現することができます。

調査対象の15駅には、デジタルサイネージや大型ポスターなど、主要媒体を取り揃えております。エリア選定やOOHプランニングについても、メトロアドエージェンシーまでお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

銀座・表参道・渋谷・新宿に掲出可能!メトロプレミアムセットの詳細はこちら(PDFファイル)

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今後も、メトロアドエージェンシーは「東京を熟知する企業」として、東京に関する調査を行ってまいります。

調査概要

調査主体:株式会社メトロアドエージェンシー
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象者:【事前調査】1都3県居住者
      【本調査】直近1ヵ月東京メトロ利用者かつ対象エリア認知者
有効回答数:【事前調査】6,612
      【本調査】880
調査期間:【事前調査】2021年6月17日~2021年6月18日
     【本調査】2021年6月22日~2021年6月24日
対象エリア:銀座、日本橋、上野、秋葉原、大手町、有楽町、豊洲、池袋、高田馬場、新宿、明治神宮前<原宿>、渋谷、恵比寿、表参道、六本木

▼調査対象全15の街の「街別イメージランキングTOP10」 がダウンロードできます。

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