高い健康意識と積極的なアクション!東京のビジネスパーソンに聞いた健康意識・取り組み調査 ~全体傾向&食事編~

マーケティング部では、クライアントの課題解決に向けたコミュニケーション戦略、メディアプランニング、さまざまなデータを用いた分析、マーケティングリサーチや広告効果測定などのソリューションを提供しています。このコラムでは、東京のビジネスパーソンの健康意識と取り組みについて、調査結果をご紹介いたします。
また、文末のリンクから調査データの詳細がダウンロード可能です。ぜひご活用ください。

はじめに

長寿大国の日本において重視されている、健康。新型コロナウイルス流行も相まって、一層関心が高まっていることでしょう。人々は今、「健康」に関してどんな意識を持ち、どんな取り組みをしているのでしょうか。本コラムでは、東京在住のビジネスパーソンを対象に実施した「健康に関する意識・取り組み調査」の調査結果をお伝えします。

約9割が健康に関心、約半数がアクション!

事前調査では、東京在住のビジネスパーソン10,561名を対象に、健康への関心と取り組み状況を以下3つの項目で確認しました。

1.健康に関心があり、健康のために取り組んでいることがある(以下、「健康関心・取り組み層」)
2.健康に関心があるが、これといった取り組みはしていない(以下、「健康関心・非取り組み層」)
3.健康に関心がない(以下、「健康無関心層」)

まず、「健康関心層」の割合は全体の91.3%と、非常に高いスコアを示しました。「健康関心・取り組み層」に絞ってみると47.3%と、約半数が健康維持・増進のために行動していることが明らかになりました!

さらに、直近1ヵ月の東京メトロの利用有無で「健康関心・取り組み層」の割合を比較すると、東京メトロ利用者(n=6,556)では52.6%、東京メトロ非利用者(n=4,005)では38.7%と、大きく差がつきました。東京メトロ利用者の高い健康意識がうかがえますね。

 
 

「健康関心・取り組み層」の特徴とは?

では、「健康関心・取り組み層」にはどんな特徴があるのでしょうか。健康以外の生活意識の観点から紐解いていきます。
「健康関心・取り組み層」は、他の層に比べ「服装に気を遣う」「髪の手入れ・髪型に気を遣っている」「意識的に情報収集をしている」のスコアが高いことが分かります。健康づくりに取り組むだけでなく、身だしなみや情報収集など、多方面において生活意識が高いようです。コミュニケーションターゲットとして注目の価値あり、と言えるでしょう!

 
 

取り組み目的から見える「現在志向」と「未来志向」

本調査では「健康関心・取り組み層」の中から1,106名を対象に、取り組み内容を確認しました。健康のために普段の生活で取り組んでいることとして最も多かったのは「睡眠を十分に取る(73.1%)」でした。以降、「食事に気を遣う(69.4%)」「運動をする(67.4%)」が続きました。

上位3項目について取り組みの目的を確認すると、睡眠では「身体の不調を解消するため」、食事では「病気にかからないようにするため」、運動では「体型など外見への不安を解消するため」が最多でした。ジャンルごとに目的が異なっているようです。睡眠・運動に取り組む人は、現在の不満を解消するという「現在志向」、食事に気を遣う人は将来に向けて予防するという「未来志向」が強いのではないかと考えられます。

 
 

日常におけるちょっとした工夫と特別な取り組み ~食事編~

続いて、「食事」に関して具体的な行動を深掘りしました。以下では、「食事に気を遣う」と回答した768名の回答結果をご紹介します。
まず、日常生活において食事面で工夫していることを確認すると、「栄養バランスの取れた食事をする(75.1%)」が他の項目に差をつけ最多となりました。以降、「自炊をする(53.8%)」「カロリーを気にして食品・食事を選ぶ(50.9%)」「塩分を控えめにする(50.1%)」が5割台で続きます。

また、上記以外の、食事に関する特別な取り組み・支出の有無についても確認しました。すると、「栄養補助食品・サプリメントの利用」が44.1%でトップでした。以降、「健康食品の利用(28.1%)」「オーガニック食品の利用(19.3%)」と続きます。

また、トップの「栄養補助食品・サプリメントの利用」に関して、東京メトロ利用者(n=555)では46.1%、東京メトロ非利用者(n=213)では39.0%と、直近1ヵ月の東京メトロ利用有無で差がつきました。同様に、「健康食品の利用」に関しても顕著な傾向が確認できました。お金をかけてでも健康的な食事を摂りたいという東京メトロ利用者の意識が見える結果となりました。

※クロス集計の詳細スコアは文末からダウンロードいただけます。

 
 

おわりに

本コラムでは、東京のビジネスパーソンの約9割が「健康関心層」、約半数が「健康関心・取り組み層」であることをお伝えしました。自らアクションを起こす、健康に積極的な姿勢が見られます。また、「健康関心・取り組み層」は、身だしなみや情報収集など、他の生活意識も高く、マーケティング対象としての高いポテンシャルがうかがえます。このようなターゲットを多数抱える東京メトロでの広告コミュニケーションもぜひご検討ください!

今回はアクションの一例として「食事」の取り組みにフォーカスしました。取り上げきれなかった詳細なデータは文末からダウンロードいただけます。食事・食品関連でのコミュニケーションにぜひお役立てください。
次回のマーケコラムでは「運動編」の調査結果をご紹介します。お楽しみに!

調査概要

・調査主体 :株式会社メトロアドエージェンシー
・調査方法 :インターネットリサーチ
・調査対象者:【事前調査】東京在住のビジネスパーソン(※)
       【本調査】 「健康に関心があり、健康のために取り組んでいることがある」選択者
・有効回答数:【事前調査】10,561s
       【本調査】 1,106s
・調査期間 :【事前調査】2021年11月30日~2021年12月6日
       【本調査】 2021年12月6日~2021年12月8日
※ビジネスパーソン=「経営者・役員」「会社員(事務系)」「会社員(技術系)」のいずれか該当者

 
 

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