ビジネス・消費力に、強みあり!広告メディアとしての「東京メトロ」 ~東京メトロの利用者プロフィール~

マーケティング部では、クライアントの課題解決に向けたコミュニケーション戦略、メディアプランニング、さまざまなデータを用いた分析、マーケティングリサーチや広告効果測定などのソリューションを提供しています。このコラムでは、東京メトロの利用者プロフィールをさまざまな視点からお伝えいたします。また、文末から調査データがダウンロード可能です。ぜひご活用ください。

はじめに

世界有数の大都市、東京。その地下を走り、人々の移動を日々支えているのが東京メトロです。1日あたりの利用人数は、約522万人(2021年度)と、多くの方が利用しています。そんな東京メトロの利用者は、どのような特徴がある方たちなのでしょうか?今回、東京メトロの広告メディアの特性として気になる、利用者プロフィールをご紹介します。文末には、ダウンロードコンテンツもございますので、ぜひご活用ください。

東京メトロの利用者プロフィールは?

まずは、基本となる東京メトロの利用者を「性別」「性年代別」で確認してみましょう。
※「東京メトロ利用者」は、週1回以上利用者として定義。
※「東京メトロ以外の電鉄利用者」は、東京メトロ以外の首都圏電鉄週1回以上利用者として定義。(以下、メトロ以外の電鉄利用者と記載。)

東京メトロ利用者の「性別」構成比は、男性が57.3%、女性が42.7%です。
約6割が男性と、やや男性の利用割合が多くなります。

「性年代別」構成比では、男性の30代・40代・50代が多く、女性では20代が多くなります。このあと紹介しますが、東京メトロ利用者はビジネスパーソンの割合が高いため、通勤で利用が多い性年代の利用が多くなる傾向にあります。

ビジネスパーソンが多く利用する東京メトロ

東京メトロ利用者の特徴をさらに詳しく見ていきましょう。
まず、特徴的なのは、「ビジネスパーソン」の割合が多いこと。東京メトロ利用者のうち67.2%がビジネスパーソンで、メトロ以外の電鉄利用者よりも約11.7ポイント上回ります。
※ビジネスパーソン:就業者のうちアルバイト、パート、内職、自営業主、その他を除いた人

東京都の調べによると、東京の企業数は、41万8,383企業で全国の約1割を占めています。そんな東京のなかでも、大手町・新橋・霞が関・新宿・渋谷など、多くのオフィス街が沿線に点在している東京メトロにおいては、必然的にビジネスパーソンの利用者が多くなります。 
また、ビジネスパーソンのなかでも、管理職の方が多く利用しているのも特徴です。「管理職・役員(係長以上)」の割合は、東京メトロ利用者は28.0%、メトロ以外の電鉄利用者は18.9%と、9.1ポイント上回ります。このように、意思決定層に対してダイレクトに訴求ができるのも東京メトロのメディアの強みです。

東京メトロ利用者は、具体的にはどのような意識を持つビジネスパーソンなのでしょうか。深掘りしてみましょう!まず、「スキルアップのために勉強したい」と考えている方は、東京メトロ利用者のうち61.9%。メトロ以外の電鉄利用者における割合は55.5%で、6.4ポイントの差がありました。また、「仕事関連の情報収集は欠かさない」という方は、東京メトロ利用者のうち54.5%。メトロ以外の電鉄利用者における割合は46.5%で、8.0ポイントの差がありました。
このように、東京メトロ利用者には、スキルアップに前向きで、仕事関連の情報感度が高い、意欲的なビジネスパーソンの方々が多くいらっしゃることが分かります。

東京メトロ利用者は、経済力がある!

東京メトロ利用者の特徴としてさらに挙げられるのは、収入が高く、経済力があるという点です。平均の個人年収・世帯年収をみてみると、いずれも、東京メトロ利用者は、メトロ以外電鉄利用者よりも高い結果に。メトロ利用者における平均個人年収は464万円、メトロ以外の電鉄利用者は343万円と、121万円多いことが分かりました。
平均世帯年収についても、メトロ利用者は849万円、メトロ以外の電鉄利用者は770万円で、79万円多いです。このように、経済的余裕がある東京メトロ利用者は、消費を楽しむポテンシャルが高いと言えるでしょう!

そんな経済力のある東京メトロ利用者ですが、どのような意識・行動の傾向がある方たちなのでしょうか。購買傾向について見てみましょう。
「気に入れば値段が高くても買う」と考えている方は、東京メトロ利用者のうち、75.9%。メトロ以外電鉄利用者における割合は68.6%で、7.3ポイントの差がありました。
また、「資産運用に関心がある」と考えている方は、東京メトロ利用者のうち、75.4%。メトロ以外電鉄利用者における割合は48.2%で、9.2ポイントの差がありました。
このように、東京メトロ利用者は、収入が多く、実際に消費もアクティブで、資産運用などにも関心があるように、「経済力」を持ち合わせていることが、特徴であることが分かります。

メトロ利用者は、交通広告をよく見ている!

最後にお伝えする特徴は、東京メトロ利用者は、電車内や駅の広告をよく見ているという点です。「電車の車内広告をよく見る」という方は、東京メトロ利用者のうち、61.7%。メトロ以外電鉄利用者における割合は55.9%で、5.8ポイントの差がありました。駅広告も同様で、「駅にある広告やポスターをよく見る」という方は、東京メトロ利用者のうち、44.5%。メトロ以外電鉄利用者における割合は38.8%で、9.2ポイントの差がありました。
このように、東京メトロ利用者は、良好な広告視認態度を持ち合わせている方々と言えます。

そのように広告をよく見ているメトロ利用者ですが、どのような意識をお持ちか、深掘りしてみましょう。
「情報収集に熱心な方だ」と考えている方は、東京メトロ利用者のうち、44.7%。メトロ以外電鉄利用者における割合は39.3%で、5.4ポイントの差がありました。
また、「流行を知るために広告に関心がある」と考えている方は、東京メトロ利用者のうち、36.1%。メトロ以外電鉄利用者における割合は32.4%で、3.7ポイントの差がありました。
このように、東京メトロ利用者は、積極的な広告視認を行っているだけではなく、情報感度が高く、広告に関心持って視認してくれている方たちが多いことが分かります。

業種別 東京メトロ利用者の特徴

最後に、業種別でみる東京メトロ利用者の特徴を紹介します。記載以外の業種についても、ダウンロードコンテンツで紹介していますので、宜しければぜひご覧ください!

「語学学習」の意欲が高い東京メトロ利用者

まず、意欲的なビジネスパーソンが多く利用している東京メトロにぴったりな「語学学習」です。
「英語を学んでみたい」という方の割合は、東京メトロ利用者で71.6%、メトロ以外電鉄利用者において65.6%で、東京メトロ利用者が6.0ポイント高い結果に。また、「英語以外の外国語を学んでみたい」割合についても、東京メトロ利用者は45.3%、メトロ以外電鉄利用者は40.7%で、東京メトロ利用者が4.6ポイント高くなります。

「国内外への旅行」に意欲が高い東京メトロ利用者

次に、紹介するのは「レジャー・旅行」です。コロナ禍で落ち込んだ旅行需要ですが、ようやく回復傾向が戻ってきている昨今。メトロ利用者についても傾向は同様です!
「国内旅行への今後の意向」がある方は、東京メトロ利用者が59.6%、メトロ以外電鉄利用者では49.8%で、9.8ポイント上回る結果に。「国外旅行への今後の意向」についても、東京メトロ利用者が43.3%、メトロ以外電鉄利用者が33.2%で東京メトロ利用者が10.1ポイント上回りました。コロナ禍から、経済活動の再開が模索されている昨今ですが、メトロ利用者は旅行に関して意欲的であることが見て取れます!

その他、「美容・健康」「投資・金融」「文化・鑑賞」「ファッション」「社会課題への関心」に関するデータについてダウンロードコンテンツで公開しております。ぜひご覧ください。

おわりに

今回、東京メトロ利用者の特徴について様々な視点からご紹介しました。ひとことで表すなら、メトロ利用者は、「“ビジネスパーソンの割合が多く、経済力があり、情報感度が高い”生活者」と言えます。そのため、ビジネスパーソンに向けたBtoBのサービスに対して、良好なターゲットとなりえます。また、価値を感じれば値段を問わず検討してくれる可能性が高く、BtoC向けの商材・サービスに関しても魅力的なターゲットとなります。ぜひ一度、東京メトロへの広告出稿を検討してみてはいかがでしょうか。

出典
■データ出典
調査データ:ビデオリサーチ「SOTO/ex」
調査地区 :東京50km圏(東京駅を中心として半径50km圏に含まれる市・区・町・村全域)
調査対象者:12~69才の男女個人(4,820s)
調査時期 : 2022年4~6月

■参考文献
東京都産業労働局「東京の産業と雇用就業2022」

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